教えて!〇〇〇さん えほん文庫

非営利型一般社団法人ここみ

2017年06月03日 11:00

ここみ通信で新しく始まったコラム、「教えて!〇〇〇さん」

三方原で自宅を一部開放して絵本の貸し出しやお話会を開催している「えほん文庫」の大村由実さんを紹介します。

家庭文庫ってご存知ですか? 
~「えほん文庫」10周年の想い~

 皆さんは、家庭文庫ってご存知ですか?
個人の自宅の一部を開放して、絵本の貸出やおはなし会をするところです。

 10年前までは、私も知らなかった1人ですが、幼いころに母と尋ねた伯母の家の靴箱の上に本が置いてあって、近所の子どもたちが借りに来ている風景を見たことがありました。自宅新築時に、伯母のような活動をしたいと思い立ち、わが家は「えほん文庫」と名付けて、開くことにいたしました。



 えほん文庫は、”おすすめの絵本を手渡したい” “絵本を中心とした地域の交流の場にしたい” という想いと共に、障がいのあるなしにかかわらずご利用いただきたいと願ってオープンしました。奇遇にも、オープンの3ヶ月前に生まれた赤ちゃん(3番目の子ども)に、ダウン症という障がいがあったため、様々な親子さんにご利用頂き、この10年は絵本の魅力を伝えること以上に、様々な悩みを抱えた子育て中のママを応援する場となりました。

 絵本は、読むことで想像力を豊かにして、人を思いやる心を育てると思います。誰もが共に支え合い安心して暮らせる社会にするために、絵本をおすすめしていきたいと思っています。

 今後は、これまでよりも、絵本を幅広い年代の方に、読んでいただけるような機会を作っていきたいと思っています。また、積極的に外に出て「おはなし会」を開き、絵本の魅力を伝える活動もしていきたいと思っていますので、応援していただけたら嬉しいです。
えほん文庫 大村由実

日々更新しているブログはhttp://ehonbunko.hamazo.tv/です。



一昨年、自費出版した「うちの子育てはっけよい!ダウン症がなんのその!?」や、仲間のママがブログで呼びかけて出版した「わが子がダウン症と告知された81人の声」をお取り扱いしています。
お問い合わせは、えほん文庫さんまで。

文:えほん文庫 大村由実さん
 


関連記事